滅尽争のなかの戦士たち―玉砕島パラオ・アンガウル (1979年) (講談社文庫)本ダウンロードepub
滅尽争のなかの戦士たち―玉砕島パラオ・アンガウル (1979年) (講談社文庫)
本, 船坂 弘
によって 船坂 弘
3.7 5つ星のうち 1 人の読者
滅尽争のなかの戦士たち―玉砕島パラオ・アンガウル (1979年) (講談社文庫)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
船坂さんの本のなかで最後期に出版されたもののようで、「英霊の絶叫」「関の孫六」「聖書と刀」の内容をうまく一冊の本にまとめた決定版のような本だと思いました。先の大戦で、言語に尽くせない経験をされた先人の思いの一端を伝えてくれる名著だと思います。狂気に満ちた戦場で降伏はもとより敵陣に切り込んで死ぬことすら許されなかった兵士たちに、私はナチの強制収容所に入れられた人を連想してしまいました。その中で船坂さんの生涯の友となるアメリカ人元兵士との邂逅は、戦争という非人間の究極状況でも人間の思考は自由であることを改めて教えてくれました。絶版になっているのはとても残念に思います。
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