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名画の経済学―美術市場を支配する経済原理

, ウィリアム・D. グランプ

によって ウィリアム・D. グランプ
4.2 5つ星のうち 1 人の読者
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内容(「BOOK」データベースより)芸術の美的価値と経済価値は一致するか?「絵画財テク時代」ついに登場した意欲的探究の書。前代未聞のユニークな論考。
以下は、名画の経済学―美術市場を支配する経済原理に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
著者はイリノイ大やシカゴ大の経済学教授で、絵画を中心とした芸術作品を経済学的な見地から分析した真面目な本です。経済学と美術の知識がないと理解が難しいでしょう。おもしろいトピックスがいろいろ書かれていて、素養がある方が読めば素敵な本に違いありません。悲運なのは中身ではなく、本そのもののことです。A5サイズの表紙には金の装飾の中でモナリザが微笑んでいます。厚さが実に約4.5cm、驚異の581ページです。背表紙にもモナリザの写真を載せられてしまう厚みです。それもそのはずで、厚手の紙が使われている上に、各ページとも天地左右に約3cm位の飾りが印刷され、1ページ当りの文章量がかなり少ないです。見た目の豪華さに比例して、お値段なんと8000円!おそらく、一般的な専門書の体裁だったらページ数も厚さも半分以下で、値段も3000円くらいに納まっていたと思います。どうしてこれほど贅沢な装丁の本になってしまったのかは、1991年という出版年から推測できる気がします。この数年前はバブル絶頂期で、日本が海外の絵画を買い漁り、絵画投資がブームになっていた時期でした。そこへ「名画の経済学」なんてタイトルの本を出版すれば、価格が高くても(高いからこそ)売れる!と出版元のダイアモンド社は踏んだのではないでしょうか。ところが、いざ出版してみれば絵画相場は急落、バブルは風前の灯火。この本、果たしてどれくらい売れたのでしょう。著者は本書で「絵画は投資対象として適さない」と主張しています。ごく一部の絵画に大変な高値が付くこともあるけれど、多くは値が下がるものだ、という分析です。そんな内容の本がこんな豪華に装丁されて、皮肉です。出版時期が違っていれば、もっと読まれていたでしょう。悲運な本です。

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