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しおかぜ荘の震災
本, 木村 航
によって 木村 航
3.8 5つ星のうち 1 人の読者
ファイルサイズ : 29.22 MB
内容紹介 三陸に建つ介護施設「しおかぜ荘」で暮らす藤島環たちを襲った3・11の震災。絶望的な状況のなか、難病を患う彼女たちがどう生き抜き、そして明日への希望をどう見出していったのか?三陸に住む著者が描く絶望と再生の物語。 内容(「BOOK」データベースより) 三陸の介護施設を襲った大地震―「逃げなきゃ!でも、いったいどこへどうやって!?」長編青春小説。 商品の説明をすべて表示する
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2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震。それは東日本一帯に甚大な被害をもたらし、今もまだ、災害との戦いは続いています。この物語の舞台は、その震源にごく近い三陸に建つ介護施設。しおかぜ荘。主人公は、体が次第に骨へと変化していく「ハンプティ・ダンプティ・シンドローム」という難病を患った女性。誰かの手を借りなくては生きていく事のできない人々が、震災という絶望的な状況とそこから発生する様々な問題とに直面した時、何を思うのか――「すごい面白い!」とか「めちゃくちゃ泣ける!」っていうお話ではないんです。ただひたすら丁寧に、「起こり得る状況」と「それに直面した人物の心理」を見事に描き切っていて、かと思えば、(いえ、だからこそ)シリアスな状況の中にもゆるっとした「可笑しさ」があって……けっして《読んでいる間だけの物語》では終わらない。特異な病を患った主人公・環ちゃんを通して見た世界が、きっと心に何かを残す。素敵な作品です。
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