金利が解れば経済が見える―アナリストが語る債券市場

金利といえば預金金利しか思い浮かばなかった多くの日本人にとって、債券市場はとてもわかりにくいものに違いない。変動する金利についての知識もなく、債券そのものは実にわかりやすい金融商品なので、安易に購入している人が多いのには驚く。格付けにだけ頼って（一方で格付け会社に不信感を持ちながらも）、単純に考えすぎているのだ。本書はやや専門的な部分もあるが、アウトラインを読むだけでも、債券というものの特性がわかるはず。投資するならこれぐらいは知っておきたい。